マウスピース型矯正装置とは、従来型の矯正治療のようにブラケットやワイヤーを使わず、
着脱可能な透明のアライナーを使用して行う矯正治療のことです。
当院では複数のメーカーのマウスピースと院内の3Dプリンターによる
インハウス式マウスピースを導入することで、これまでのマウスピース型矯正装置では
難しかった歯の移動を可能とし、プランニングをしてまいります。
また、後戻りなどの再治療にも対応しております。
米国アライン・テクノロジー社は1999年、マウスピース型矯正装置「インビザライン」を、米国の矯正歯科医師を対象に提供を開始いたしました。
透明で目立ちにくく、取り外し可能なこのマウスピースによる歯列矯正の治療法は、2002年5月にインビザライン・ジャパン株式会社として日本法人が設立され、現在、日本にも普及してきております。
コンピューターを使って作製した透明なマウスピース型の矯正装置(アライナー)を段階的につけ替えていき、それにより歯列を矯正し、歯並びへと改善します。はじめに 治療開始から終了までのアライナーができあがってきます。マウスピース型矯正装置(インビザライン)の最大の特徴として「クリンチェック」というソフトがあります。3D のコンピュータ シュミレーション画像で、治療開始から完了までを目で見て確認することができます。
マウスピース型矯正装置(インビザライン)治療においては、クリンチェックというシミュレーションソフトを活用しております。
このクリンチェックの魅力は、治療前の現在の歯並びから治療後の歯並びを視覚化して患者様にご説明できる点にあります。
また、抜歯・非抜歯、全体矯正・部分矯正などそれぞれの治療パターンをシミュレーションすることが可能です。
ご来院いただく患者様の中には、ご自身が全体矯正が必要なのか?部分矯正でよいのか?などを気にされていらっしゃる方もいらっしゃられますので治療を開始される前の不安な点を少しでも払しょくできるのではないか?と考えております。
治療前 | ||
ライトプラン 隣接面削合なし |
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ライトプラン 隣接面削合あり |
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フルプラン 隣接面削合あり |
アライナーとは、マウスピース型矯正装置で使用するマウスピース型の矯正装置のことです。ブラケット矯正は、曲げたワイヤーが戻ろうとする力を利用して歯を移動させます。対して、マウスピース型矯正装置は、 今の歯並びより少しだけ治療終了の歯並びに近いマウスピースを装着して歯に力をかけ、それを次々に付け替えていくことで歯を移動させます。治療終了までには数十個のマウスピース を使用することになります。
従来の表側のブラケット矯正では、白い歯に装着した矯正装置が目立ってしまいます。しかしマウスピース型矯正装置では、透明に近いマウスピースを使用するので、周囲に気づかれにくい特徴があります。
ブラケット矯正とは異なり、マウスピース型矯正装置では、マウスピース型の矯正装置を、ご自身で着脱可能です。そのため、食事やハミガキのときはマウスピース型矯正装置を取り外すことが出来ます。
マウスピース型矯正装置では、10 日~14 日ごとにマウスピースを交換していきます。一定のスピードで歯を動かすため、ブラケット矯正 より痛みが少ないのが特徴です。またマウスピース型矯正装置の厚みは 0.5 ㎜程度となっており、違和感もほとんどありません。
マウスピース型矯正装置も日進月歩を続けており、より幅広い症例に対応可能になってきています。
マウスピース型矯正装置では、1 日 20 時間以上など装着時間が決められています。決められた装着時間を下回ってしまうと、計画通りの結果に ならない場合があります。ご自身で着脱可能だからこそ、ご自身での自己管理が必要となります。
マウスピース型矯正装置は、10 日〜14 日ごとに新しいマウスピースと交換する必要があります。マウスピースの交換はご自身で行う必要があります。
基本的にマウスピースは、10 日~14 日ごとに、ご自身で交換して頂きます。
ただし、定期的な来院によって、矯正医により、計画通りに歯が動いているかなどのチェックが必要不可欠です。
ご自身で取り外し可能である反面、毎日の装着時間や交換など、矯正医の指示を守って頂けない場合には、治療効果が期待できなくなってしまいます。また、中にはブラケット矯正の方が治療に適している場合もあり、シュミレーション通りに治療が進んでいない場合はブラケット矯正を併用する可能性があります。
当院ではさまざまな症状とご要望にあった幅広い治療法をご提供しております。
また、矯正治療中のライフスタイルではご自身の内面の充実や気持ちの変化も大切にしてほしいと思っております。
マウスピース型矯正装置は、アライナーの作製がデータのやり取りだけで進めていくようなフローになっていることから、矯正専門に行っている矯正歯科や矯正医だけでなく、むし歯や歯周病の治療をメインで行っている一般の歯科医院、歯科医師でも取り扱うことが増加傾向にあります。
つまり、矯正治療全般に対し、熟練したスキルがなくても、どの歯科医師でも矯正治療を行うことが出来るのです。
しかし、矯正治療に関する各学会ではそのような現状に警鐘を鳴らしている現実があります。
❶ インターネット上で、歯科医師が介在しない形でマウスピース型製品が販売され、歯列の改善への有効性を謳うケースが出てきています。
矯正歯科治療は、正確な診断や精密な治療計画に立脚して行われるべき医療行為であり、誤ったマウスピース型製品の使用は予期せぬ大きな問題
を引き起こす可能性があります。者自身の独自の判断でこれらの製品を使用し歯の移動を行うことは、歯科医学的にも非常に危険であるため絶対
に避けてください。
❷ マウスピース型矯正装置による治療には、以下の利点・欠点を踏まえた適応症の判断や専門的知識を要することから、大学病院等や学会が認める基本研修機関に
おいて十分な矯正歯科領域全般にわたる基本的な教育と臨床的なトレーニングを受けた歯科医師による診察、検査、診断を基に治療を行うことを推奨します。
※公益社団法人日本矯正歯科学会ホームページより抜粋
https://www.jos.gr.jp/4348
マウスピース型矯正装置は患者の使用状況に治療結果が大きくが委ねられ、また、歯の移動範囲も限られていることから、予想外の治療経過をたどることや、
目標とした治療結果が得られないことがあります。そのようなときには代替の治療法としてマルチブラケット装置によるリカバーが必要となるため、
マルチブラケット装置による治療技術を習得した歯科医師によって治療がなされなければなりません。
近年、矯正歯科医を介さずに本装置を使用するビジネスモデルが提案され、矯正歯科治療の技術を習得していない歯科医師による治療例が急激に増えています。
矯正歯科治療はその結果がでるまでに年単位の期間がかかるため、不適切な治療によるトラブルが顕在化するまでしばらく時間はかかるかもしれませんが、
既にそのような兆候は本会の患者相談窓口「矯正歯科なんでも相談」にも表れていて、今後数年の間に激増することが危惧されます。
※公益社団法人日本臨床矯正歯科医会ホームページより抜粋
https://www.jpao.jp/10orthodontic-dentistry/1020thinking
「たとえ手軽に見えるマウスピース型矯正装置であっても、矯正治療に精通し、熟練した矯正医による治療を受けるべき。」
「マウスピース型矯正装置で上手くいかなかった場合、ブラケット矯正を扱える歯科医師でなければ困ったことになる可能性がある。」
こういうことです。治療が予定通りにいかないなど、何かあった時に適切な対処が出来るところで治療を受けないとトラブルになりかねません。
このようなことからも、たとえ、ブラケットとワイヤーを使用するような矯正方法でなくとも、熟練した技術、知識、経験を備えた矯正医、矯正専門の矯正歯科で治療を受けることが、何かあった時の安心にもつながっていくのではないでしょうか。
矯正治療は自由診療であるため、保険診療よりも高額な費用がかかることもさることながら、歯を動かし、美しく健康で正しく機能する咬合を作っていくという、特殊で技術のいる治療です。
まずは矯正専門の矯正歯科の中から治療を受ける医院を探してみることを第一選択肢とすると良いかもしれません。
ただ、どのように矯正歯科を探したらよいかはなかなかわかりにくいかもしれません。
どのクリニックで矯正治療をされるかを悩まれている方は 日本臨床矯正歯科医会ホームページに安心して治療を受けていただくための6つの指針が紹介されておりますので心配な方はチェックされてみてください。
https://www.jpao.jp
当院で使用しておりますマウスピース型矯正装置(インビザライン)に関しまして
*未来の歯並びとお顔立ち、自信の持てる笑顔に向けて!相談費用はかかりません。治療の強要もいたしません。お気軽にご相談ください。
信頼される安心な治療の為に